こんにちは!腹筋は男の美学 運営人のアキラおじさんです!
やっぱり筋トレにはまってるって人はマニア気質というか、オタク気質というか、そういうところあるよね?
あるでしょう??
あるって言って!!www。
もう、ある程度バレバレだとは思いますが、私もかなりオタク気質の強いタイプだと思います。
世間一般的なオタクとはジャンルが違うとは思いますが、方向性が外か内かの違いだけで、一歩間違えたら今頃秋葉原で地下アイドルに声援あげてたかもしれないッス。
まあ、こういう気質だからこそ筋トレできてるのかもしれないですけどね。
偶然知り合った売れないバンドメンバーの連中なんて、ピアスじゃらじゃらで入れ墨入ってて見た目すごく怖そうだったけど、話してみたらただの音楽オタクで、なんか気質が似てたせいか仲良くなっちゃいました。
マニアックなマンガで盛り上がっちゃって「これはどうだっ!!」って感じで、お互いのおすすめマンガの貸し借りで遊んでます。
それに触発されて、今回はちょっと趣向を変えて、筋トレ休憩のコーヒーブレイクに読める、ちょっと変わったマンガを紹介したいと思います。
私なんかの世代は北斗の拳、ドラゴンボールで育ったので、おじさんだって抵抗なくマンガ読めるでしょ?
ただメジャーな王道ど真ん中のマンガじゃ知られすぎてて面白くないし、バンドマンと貸し借りしてるようなデーブすぎるマイナーマンガでは思いっきり引かれてしまうので、ちょっとマイナーでマニアックな誰でも読めるようなライトな大人のマンガをセレクトしてみました。
基本的には筋トレ縛りはなしにしてます。あと、私自身は割となんでも好き嫌いなしにマンガや小説は読んじゃうタイプなので、ジャンルはバラバラ。レディースコミックだって割と好きで読んじゃいますよwww。
あとは、雑誌掲載のリアルタイムでは読んでないものも入ってますので認識がちょっと間違ってるかもしれないのですが、その辺はご勘弁です。
興味のない人はこのページはすっ飛ばしてください。
HOTEL Boichi 作品集
「HOTEL」もうこのマンガは新品では手に入んなくなっちゃってるんだろうなぁ。再刊もされないだろうし電子書籍も契約切れ?って思ってたら、短編作品集として復活してましたww。
内容としてはネタバレしないように伏せておきますが、感動ありおバカありの短編集。特に「HOTEL」は圧倒的なスケール感と構成力、よくぞ2700万年という時間軸をわずか40ページ程度でここまで感動的にまとめ上げられるものだと感心しました。モーニング掲載時にはとんでもないやつが出てきやがった、と単行本になる日を指折り数えて購入したのを覚えてます。
ただ、この作者はこの短編がきっかけで連載を持つのですが、連載マンガの方は、ありゃりゃ? って感じです。好き勝手描いてた時は自由にやりたいようにやってたんだけど、連載になったらいろんな大人の手でがんじがらめになって迷走したって感じですね。ただこの短編集は、ギュッと凝縮された大人味のSFという趣があって、絶対一度は読んでおいた方がいい作品です。
ただねぇ、この手のお色気サービスがない地味目の傑作というのは、えてして静かに消えて行ってしまうもんなんですよねぇ。
絶対一読しておくべきマンガです。
ミノタウロスの皿 藤子・F・不二雄 (著)
ドラえもんで有名な藤子・F・不二雄のSF短編集。
実はですねぇ、私ブラックジャックやゴルゴ13なんかを読んでるようなアレな子供だったもので、ドラえもんに子供の頃から全く興味がなくて、アニメも含め、ほとんど見たことがなかったんですよ。ドラえもんを見るようになったのも最近話題になってからです。
私の中では藤子不二雄ってちょっとダークなSFを描く人って認識だったんですよね。三丁目の夕日の西岸良平とか御茶漬海苔とか日野日出志とか、ほぼ同じジャンルの人という感じでした。この辺の人たちって昔SF描いてたんですよね。
手塚治虫の本格SFにはかなわないけど、もっと身近でファニーなグサッてくる感じのSFを描いてます。
今読むと、なんでこんな昔に今の社会情勢を予見できたのだろうかと不思議に思います。予知能力でもあったんだろうか?
ただ私のSF好きの基礎を作った人であることは間違いないです。子供の頃にコロコロコミックのドラえもんは一冊も持ってなかったですが、ビックコミックの藤子不二雄のSF単行本はほとんど網羅して持ってたと思います。
ただねぇ、小難しいSFって、今も昔もマンガ界で端っこの存在なんだよねぇ。藤子・F・不二雄のSF短編集ってこれだけじゃなくて、かなり種類があるので、ぜひどれか一冊手に取って読んでみてください。
ポーの一族 萩尾 望都 (著)
萩尾望都は、私が少女漫画を読むきっかけを作ってくれた人なので、ぜひ紹介しておきたいと思います。
正直スター・レッドとどっちを紹介するか迷いましたが、flowers(フラワーズ)で40年ぶりに続編を描いたということもあったので、ポーの一族に決定です。
ポーの一族、男性諸君にとっては聞いたことはあっても読んだことはない謎の少女マンガの一つなんじゃないでしょうか?
私もすでにリアルタイム世代では無かったのですが、小学生の時に女の子から借りて読んで衝撃を受けたマンガの一つです。読めばわかりますが、映像化はまずできない。ストーリーは? と聞かれても説明が難しい。絵や雰囲気は少女漫画そのままなので、少女漫画に抵抗のある男の子はまず読めない。なるほど、謎のマンガになってしまうわけです。
ざっくり言ってしまえばバンパイア物です。ゴシックホラーというのかな? 時代を超えて断片的な現象が積み重なっていくという構成です。プラムストーカーの「ドラキュラ」の原作を読んだことがあるのですが、原作の手法と非常によく似ている? ある意味忠実? といった感じです。どこか嫌な感触が残るのは、主人公がまだゆらゆらと揺らぎのある不安定な少年ということでしょうね。このまま永遠にこの揺らぎの中を生きていくという残酷さが怖さにもなっているんだと思います。
古いマンガの一つですが、名作です。少女漫画の入門編として読んでみるのもいいかもですよ。
スキエンティア 戸田誠二 (著)
ちょっと前のマンガですが、一話完結型のSFヒューマンストーリーです。
タモリの「世にも奇妙な物語」の題材として何作か使われているので、そちらを見ていた人だと、あ、知ってるって思うかもしれないです。
科学の発達した近未来を舞台に、悩み、苦しむ人々が禁断の科学に手を染め、その結果何を失い何を得るのか、考えさせられる作品になってます。画力で読ませるマンガではなく、ストーリーで読ませるマンガなので、ドシンと内臓にくる話ばかりです。
メジャーなのかマイナーなのかどっちかよくわからないマンガですが、私が選んで読んでる時点で、マイナーなのかなwww。
味わい深いマンガを読んでみたいという人にはぜひ。
同居人はひざ、時々、頭のうえ。 みなつき (著), 二ツ家あす (著)
古いマンガが続いたので、連載中の現行のマンガです。
猫好きにはたまんないマンガですよ。確かアニメにもなってます。
マイナーと決めつけるのはちょっと失礼かもしれませんが、今後もしかするとメジャー路線へ?
まあ、それは置いといて、同居するはめになった猫との日常物です。猫目線編と人目線編の二つの目線でストーリーが進んでいきますが、見事にかみ合わなかったり、思惑が通じてなかったりで、面白い。
こういう動物物はお涙頂戴になりがちなのですが、そうはさせないというところもいいです。
私はこういう動物物には弱いんですよねぇ。つい手に取ってしまうんですが、当たりハズレが結構激しい。
これは当たりです。
今後の話がどう展開していくのか、何となく想像もつくのですが、ほのぼのストーリーが好きな人にはおすすめ。
兄の嫁と暮らしています。 くずしろ (著)
タイトルそのまんまのストーリーです。
義姉と義妹の二人暮らし日常物といったところです。
大抵この手のストーリーの場合、異性同士の組み合わせでギクシャクしたところをすり合わせるというストーリーが多い中で、この漫画は同性同士という組み合わせなのが新しいですよね。
特に大事件が起きるわけでもサスペンスチックになるわけでもなく、しいて言えば大事件の後の静かな生活といった感じで、どこかほのぼのしていながら、切なかったり、分かりあったりという感情の波を描いているようなマンガです。
おじさんになってくるとこういう心にしみてくるような物語に弱いんですよ、ほんと、やめてほしいわ。でも読んじゃう。
ブラッドハーレーの馬車 沙村 広明 (著)
実はですねぇ、この本は間違って買っちゃったんですよ。
ハーレーって書いてあったんで、その時バイクのハーレー物のマンガが出てて、それと一緒にバイクマンガだと思って買っちゃったんですね。読んでびっくり、何だこりゃってもんです。
作者は「無限の住人」の沙村広明。まあ、この人は真正のSだなとは思ってはいたけど、そのS性大爆発です。ハッキリ言って一般書籍での販売はギリギリといったところでしょう。ネットでも調べてみましたが、案の定めちゃくちゃ叩かれてましたww。
ただ改めてストーリーテーリングとして読んでみると、すごい構成力、心理描写、脱帽物です。特にこのマンガは毎回連載という形ではなかったようで、こうして一本の単行本として読むとストーリー全体像がはっきりつながってますが、一本一本の話ごとで雑誌でバラバラに読んだら想像する結末が違うというロジックも持っていると気が付いた時には、こいつ天才だ! と思いました。もしかしたら何か本人的には実験的な作品だったのかな? とも、今は思ってます。
表面的には残酷シーンや非道シーンが多いので、とてもおすすめできない作品なのですが、それを取り除いて構成の面白さをかみ砕いて面白がれる人には、秀逸な作品です。
人を選ぶのかもしれないですね、ある意味マニア向けな作品だと思いますよ。
RIDEX (ライデックス) 東本昌平
バイク乗りならだれでも知ってる、それ以外は誰も知らないという珍しいマンガです。作者はキリンの東本昌平。バイクを描かせたら日本一の漫画家です。
とにかくこのマンガを読むとバイクに乗りたくなります。特に怒涛の80年代を知っている人はむずむずしてしようがないんじゃないでしょうか? すでにバイクを降りてしまった友人に貸して、何人もリターンライダーを生み出してきたいわくつきの作品です。
このマンガの面白いところは、本屋のコミックコーナーにあまり置いてないことでしょうね。クルマ・バイク雑誌コーナーに置いてあるか、バイクのパーツショップとかに行かないと置いてなかったりします。
知名度の低さはその辺にあるのかもしれないですね。
ハクメイとミコチ 樫木祐人 (著)
もっとメジャーになってもいいと思うのですが、まあ、内容的には万人向けのストーリーで絵本チック、ファンタジーのジャンルに入るのかな?
アニメにもなってます。
約3cmの小人の世界の物語です。動物や昆虫なんかと共生している世界観で、人間は出てきません。
この手のストーリーマンガとしては非常に当たりが柔らかくてマンガとして完成されている感じもあります。ほのぼのしていてそれでいて描き込まれた絵も秀逸。絵本がそのままマンガになって動いてる感じすらします。
ストーリーとしてはやや大人向けの味付けですが、子供が読んでも面白いかも。
決してメジャー路線のマンガじゃないと思いますが、この手の話が好物な人は是非一読あれ。
ダンベル何キロ持てる? MAAM (イラスト), サンドロビッチ・ヤバ子 (原著)
筋トレ縛りではないのですが、一応筋トレのマンガがあるので紹介しておきます。
いつかは出るんじゃないかと思ってましたが、ついに出しやがったという感じですね。こんな狭いジャンルを狙って何がしたいねん、て、人のこと言えないか。
面白いかと言われると、まあ、そこそこ。ホントに筋トレを主題にしてるマンガなので、どこまで続くのか、ネタはどこまで掘り下げるのか、ちょっと気になるところでもあります。もちろんギャグ系アニメにもなってますよww。
基本的には筋トレのさわりぐらいのことしかやってませんけどね。
大砲とスタンプ 速水螺旋人 (著)
ファニーな絵で、ほのぼの戦争マンガです。
兵站兵を中心としたドタバタ系のマンガといったところでしょうか、人は結構あっさり死にます。
絵やストーリーに癖があるので、読む人を選ぶかもしれないですね。だめな人はたぶん全然だめだと思います。
進撃の巨人のような絵のクセとは180度真逆の方向性と言っておけばいいでしょうかね。
まさにマイナーマニアックな漫画の入り口としてはいいかもしれないです。
マイナー路線の割にはわかりやすいストーリーや読みやすい絵など、比較的軽めなマンガですよ。
この手の戦争物が好きな人、ちょっと意地悪なストーリー展開が好きな人には向いてると思います。
孤高の人 坂本眞一 (著),鍋田吉郎 (著)
メジャー雑誌に載っていたマイナーマンガといったところでしょうか。
発行部数が多いのでそれなりに世に出ているのですが、やはりストーリーや絵がある程度読む人を選んでしまうタイプです。
ちなみに原作の鍋田吉郎の「孤高の人」が最高って思ってる人は、やめた方がいいかもしれないです、全くの別物になってます。私は小説の原作の方のファンだったので読み始めたのですが、現代アレンジでマジか!っていうほど全く違う話になっていて、鍋田吉郎がもし生きていたら許可を出さなかったんじゃないかと思うレベルです。ただ、マンガとしての面白さはマジでギリッと迫ってくるので、これはこれでアナザーサイドとして良しと思ってます。
裏切りとか報われない現実とか、そっちに焦点が置かれていて、地面がひっくり返るような転換期が何度も訪れ話が進んでいきます。胃がキリキリするような意地悪で決してハッピーエンドではないストーリー展開が好きな人にはおすすめです。
BEASTARS 板垣巴留 (著)
これもファンタジーのジャンルに入るのかな? マイナーだと思ってたらすっかりメジャーになってしまい、有名作品になってしまいましたねww。
アニメも売れてて、正直今回マイナー漫画にピックアップするかどうか凄く迷ったんですが、初期の頃はマイナー感の香りがプンッとするのでピックアップw。
動物の擬人化物の学園ストリートといった感じです。動物の本能がそのまま残っているヒューマンドラマ。この手のものはギャグ系になりがちですが、このマンガはマジもんのシリアスドラマです。作り込まれた世界観にもうならせられますが、特にいいのは「距離感」ですかね。キャラクター同士だったり、雰囲気だったり、立場だったり、いろんな距離感が見事な作品です。この距離感を描ける漫画家ってあんまり見たことがないです。
AIの遺電子 山田胡瓜 (著)
「未来のブラックジャック」というキャッチコピーがついてますが、私としてはやっとこの系統のSFが描ける後継者が出てきてくれたという感じです。
すでに続編も書かれているので、それなりに有名になったのかな?
印象としては地味です。面白い話を描けるのに絵が地味で華やかさがないのでマイナーに見えてしまう非常に損してる感じのマンガです。もしかすると、原作を書いて絵を違う人が書いたら大ブレイクするかもしれないもったいない作品ですよね。
ただ、チャンピオンの伝統と流れを汲んだ、大人向けのヒューマンドラマなので、読みごたえがある作品になってます。
群青学舎 入江 亜季 (著)
「北北西に曇と往け」ブレイクした入江 亜季の初期作品です。前作の「乱と灰色の世界」も好きだったんですが、正直私、初期の頃からのファンですよww。
短編集というよりオムニバスストーリーといった感じで、つながってる話もあったり単独の話もあったりで、中短編集といった感じでしょうかね。どの作品も良くできていて飽きが来ないで私は好きなんですが、ちょっと少女漫画チックなハートフルな演出なので、意外と好き嫌いが分かれてしまうかもしれないです。
画風や作風がちょっと古臭い感じを受けてしまうので、この辺がメジャーになり切れなかった要因なのでしょうかねぇ。作品としては秀逸だと思ってますので、男性向けなのですが少女漫画に抵抗が無い人、女性の人にもおすすめです。
父とヒゲゴリラと私 小池定路 (著)
四コマ漫画のほのぼのホームコメディです。
基本ノーテンキな仕上がりで、のほほんと何にも考えないで読むには最適です。
絵もストーリーも今風で時代に左右されないタイプのマンガですが、なぜか熱狂的なファンが一部にいる&知名度が低い、というところで今回セレクトしました。
確かに書店の四コママンガコーナーでもあまり置いてあるのを見たことがないので、あんまり稼働してはないのかなぁ。この作者の独特の世界観と感性は私は好きなんですけどね。
何年たってもこのままで成長しない「磯野界」住人なので、その辺を考えると四コマホームコメディーってある意味シュールに感じてしまうのは私だけでしょうか?
筋トレブレイクタイムに、ちょっとマイナーでマニアックなマンガなんてどおよ? まとめ
どうでしょう、う~ん、ちょっと1ページに詰め込みすぎたかなぁ。
多分そんなに興味を持たれるページだとは思えないので、ページ分割したくなかったのでこれで良しとしましょうかwww。
あんまり見たことがないマンガってありましたか?
ぶっちゃけAmazonでもあまりに人気がなくて取り扱いがなくなってしまっているものや在庫切れがあるので手に入らないことがあるかもしれないです。その場合は残念、古本屋とかを回ってみてください。
本当は探せばまだまだまだまだ、紹介しておきたいライトなマイナーマンガはあるのですが、私が暴走しそうなのでこんなところで止めておきます。
まあ、興味のない人は読み飛ばしてしまっているページだと思いますので、酔狂な人だけ共感してください。
もちろん私、この手のものばかり読んでいるわけじゃありませんよ。
超メジャー級はもちろん読んでますし、もっとディープでヤバいマイナー系も読んでます。女性誌だって好き嫌いなく読んでますので、エグいレディコミだって知ってます。映画映像演劇の方もかなり好きでマニアックに見てる方だと思います。要するに表現されるもの、エンタメ系が好きなんですよね。
ここだけ見てこんな人なんじゃね、と変な目で私を見ないで、見ないでぇぇ~www。
ちょっと実験的ですが、もしこの手のページの人気や需要があれば、少し今後の展開なりの参考にさせてもらいたいと思ってます。
まあ、筋トレのコーヒーブレイクにはテンションが上がるかどうかは分かりませんが、一度こんな楽しみ方もしてみてください。