こんにちは!腹筋は男の美学 運営人のアキラおじさんです!
ブレイクタイムにおすすめ漫画の紹介ですw。
前回マニアックマンガを紹介したところ、意外と好評だったので、今回もちょっとブレイクタイムにマンガを紹介します。
前回マイナーでマニアックなマンガを紹介したのですが、時代の流れですかねぇ、デジタルブックが普及してきたせいか、今まで流通経路や出版数なんかで、あまり表に出てこなかったマンガがグイグイ表に出てくるようになってきて、メジャーとマイナーの区別が難しくなってきました。出版社や雑誌コンセプトに縛られた形でのメジャー路線、マイナー路線という区別がついてるって感じでしょうかね? 分からんけどww。
最近の流行としては異世界物というマイナージャンルが結構な冊数を出版してます。私は好き嫌いなく何でもおいしくいただいてしまうタイプなので、この手のジャンルもお宝が埋まってないかあちこち掘り起こしてますが、意外とこのジャンル、おじさんには引っかかるものがありますよw。
ファミコン世代のおじさんにはRPGって結構馴染みがあるし、話のロジックは昭和のアニメや懐かし特撮ヒーロー物のようなワクワク感を常に残してくれる手法が多く、ちょっと燃えますw。
現代の冷めた若者にはあざといって冷ややかに見られちゃうのかもしれないですが、私世代にはちょうどいいッスw。おじさんにはなんかちょっと懐かしくて新しい感覚がありますね。少しハマってますw。
今回はすでによく知られてしまっているマンガも入ってますが、「友情! 努力! 勝利!」という少年誌売れ筋王道メジャーパターンというより、基本そんなこたぁ知っちゃこっちゃねぇや、というマイナー路線のマンガをセレクトしてみました。ちょっと調子に乗って冊数は多くなってしまいましたが、もちろん今回はデジタル本で紹介です。
エルフさんは痩せられない。
シネクドキ (著)
痩せられない、ぽっちゃりエルフさんのダイエット日常ファンタジー物です。ちょっとエッチなシチュエーションもありつつ、いろんなポッチャリさんが次々参戦してきますw。基本ダメ人間(亜人)ばっかりですけどねw。それでもエルフ汁(汗)をまき散らしながらいろんなダイエットに励んで(?)ます。これ、絶対作者はぽっちゃり好きだよね、そのせいで永遠に駄肉は無くならないと思うんだけど、コメディタッチのこの手のマンガが好きな人にはおすすめです。ただ、ダイエットにいそしんでいる人にはいろいろ耳が痛いかもねw。
乙嫁語り
森 薫 (著)
もう、このマンガは知ってる人も多いと思います、超売れてるからねw。前作「エマ」もおすすめなんですが、前作19世紀イギリスメイド物から一気に飛んで今作18世紀頃のモンゴル遊牧民物という、この作者のぶっ飛び方も結構気に入ってます。この作者、絶対まともな人じゃないです、服の模様の書き込み、病的ですわw。前回はレース、今回は民族衣装と、絶対洋服フェチだよね。本人の人間性は別にして、どこか上品な作風も人気の一つです。今回の乙嫁語りは、いろんな「乙嫁」が主役。近いようで全く知らない遊牧民とアジアの異文化に触れてみるのも面白いですよ。
サバゲっぱなし
坂崎ふれでぃ (著)
元々はアダルト系のマンガからスタートした人なんですが、今回は少年誌で一切そういった表現は無し!! ただひたすらサバゲ―楽しい!楽しい!という特殊な趣味大全開のマンガですw。いるよねぇ~、こういう人。自分の好きなものになると止まらなくなってグイグイ来る人w。アツいというより暑苦しいw。私自身はサバケーはまったく興味がないのですが、このマンガを読んでると、自分の中の男の子がムズムズしてくるっていうか、サバケーやってみたくなっちゃいますよw。誰かこんな人が身近にいたら・・・やっぱりイヤだw。
ドラゴン、家を買う。
絢薔子 (著) 多貫カヲ (その他)
臆病で空も飛べないドラゴンが心置きなく平和に住めるマイホームを探して、なぜか魔王が紹介する不動産屋にいろいろ癖のある変な家を紹介されて右往左往するっていうお話です。ドラゴン本人の意思とは関係なく勘違いと噂で最強ドラゴンへと祭り上げられ、変な方向へと転がっていく、コメディタッチのマンガですね。ドラゴンのヘナチョコぶりが際立ってて、この先大丈夫か? と、不安になってきますわww。ちょっと変わったファンタジー物を探している人にはおすすめです。
新九郎、奔る!
ゆうきまさみ (著)
ご存知ゆうきまさみの秀作です。秀作っていうか、傑作になりそうな匂いがプンプンするので先物買いですわw。ゆうきまさみらしいというか、なんというか、時代の選び方やポップな表現、ドタバタ劇のような分かりやすさと派手なアクションはほぼ無というストーリー展開。なのにシリアスとコメディの微妙なバランスとさじ加減は作者にしかできない芸当なんじゃないかなぁと思う。戦国時代のちょっと前、室町時代の応仁の乱前夜からという下手すれば小難しくなりがちで、しかも私たちもよく分かってない時代背景を小気味よく見せてくれてます。ね、なんか傑作の匂いがすごいするでしょう?
ダンジョン飯
九井 諒子 (著)
この作者は元々正統派ファンタジーSF作家だったので、おそらくこのマンガが売れちゃったのは想定外だったんじゃないかなぁ。え? マジで? そっち?? みたいな感じだったんだろうね。今ではすっかり楽しんで書いてるみたいだけどw。本来なら知る人ぞ知るマニアックなマンガになりそうだったんだけど、マンガ大賞とかもとっちゃったんで知ってる人の方が多くすっかりメジャー路線に乗っかってます。内容としてはダンジョンでは外道の「そうだ、モンスターを食べよう!」って感じでちょっとグルメ物も入ってるマンガです。もう、分かると思うけど、全体的に主人公パーティーはみんなアレです、どうかしてますw。ファンタジーになじみがない人でもゲラゲラ笑って読めること間違いなしですわw。
北北西に曇と往け
入江 亜季 (著)
アイスランドに住む日本人が主人公。正直ストーリーがあるのかと言われればしっかりあるんだけど日常物と言われればそれまでなのかなぁって感じです。ぶっちゃけ私が単純にこの作者のファンなので紹介ですわw。本当のマンガマニアからは絵が古いと言われてしまいがちですが、独自路線で最近は流行に左右されない作風に進化してきたので全く気になりません。私は初期の「群青学舎」からのファンなので、雰囲気が良くておすすめです。もし北北西が気に入ったら今回とは全くジャンルが違う前作「乱と灰色の世界」もおすすめですよww。
異世界転生騒動記
ほのじ (著) 高見梁川 (著)
最近流行の異世界転生モノです。ライトノベル原作ですが、さすがにおじさんは場違いすぎてライトノベルまでは読めてないですわw。未読のままマンガの方だけ読んでます。この手の話でやたら主人公がチートだとかステータス画面が出てくるとかレベルが表示されるとか、その手の設定は正直嫌いです。そういう意味ではその手の設定が無いし、なぜどうしての部分が理屈が通ってて、しかも個人の努力(?)があってそこそこ強くなってるところも好感度があって〇。とにかく女運がないというか、主人公に絡んでくる女性は母親ですら凶暴でアレな人ばっかりというのも面白い。個人的なチョイスですが、異世界物としては楽しく比較的違和感なく読めるのでおすすめです。
ストラヴァガンツァ-異彩の姫-
冨 明仁 (著)
この作者も私、ファンなので紹介ですねwww。元々短編集の中に収められていたちょっとコミカルな短編からスピンアウトして本作になった作品です。ぶっちゃけ一番長編にはなりにくい作品だよなぁ、なんでこれを選んだ? と思ってたんですが、見事大作にまとめ上げてます。序盤はちょっと変わった王国のコミカルなコメディタッチの和気あいあいとしたファンタジーかと思いきや、次第にシリアスで鬼気迫る内容へと変わっていきます。ちょっとエッチなのに上品な作風は、乙嫁語りにちょっと似てるかな? 意外と世界観が大きく壮大なフィールドに広がっていくので、気になる人はぜひ一読してみてください。
MFゴースト
しげの秀一 (著)
古くはバリ伝、最近ではイニシャルDで有名な、しげの秀一の作品です。もう知ってる人は知ってると思いますが、イニシャルDから続く公道最速伝説、新世代ストーリーです。ちょっと先の未来、ガソリンエンジン駆動の自動車が駆逐され自動運転機能とEVとFCVがメインの時代に、内燃機関のモータースポーツイベントが行われて人気を得ているっていうストーリー。もちろんおじさんになったイニシャルDのメンバーがガッツリ出てて、このレース自体の仕掛人だったりするんじゃないかなぁって漂わせていますw。ホントに近い将来こうなりそうなので、車好きとしてはちょっと気になる内容です。
首都高SPL
楠みちはる (著)
クルマ好きには絶対外せない楠みちはるのGT-Rとポルシェの対立です。毎回同じって言っちゃダメよw。基本「湾岸」から続いているストーリーって感じです。もうちょっと詳しくというのであれば「銀灰のスピードスター」も読むといいかもしれません、こちらは若手メカニックの元木くんが主人公です。首都高SPLは、クルマを運転する側じゃなくて、テーマはクルマに関わる人々です。主人公はなんと42才のおっさんです。ただね、若い人には分かんないかもしんないけど、この年でこのマンガを読むと、すっっごい刺さるのよ。主人公の年齢が近いせいか、一応それなりに成功してきているはずなのに、いろいろ置き忘れてきたり、やりきれなかったことがあったり・・・なんかグサグサ突き刺さるんだよね。クルマ好きのおじさんは、ぜひ読んだ方がいいですよ、マジで。
聖者無双
ブロッコリーライオン (著) 秋風緋色 (著) sime (著)
これも異世界転生モノです。ライトノベルからのコミカライズですが、相変わらずライトノベルの方はこっばずかしくておじさん読んでませんw。このマンガも変に最強になるようなチートを持って転生しているわけではないというのがお気に入りポイントです。残念ながらステータス画面は出てきてしまうんですけど、強くなったり能力をつけていくのが基本努力とド根性という泥臭いところもいいですねぇ。変にご都合主義的なチート展開ではなく、努力と根性で自分を鍛えてそれが結果につながっていくというのも面白いです。やたら敵と戦う他の転生モノと違って、筋トレしてる人には共感できるものがあるような気がしますよww。
来世は他人がいい
小西明日翔 (著)
これは一応極道マンガというジャンル分けでいいのだろうか? 主人公の女子高生が本人は意識してないけど極道の娘って感じでいざというときは肝が据わっててカッコいい。婚約者の相手は基本サイコでクズすぎて逆に面白い。気の強い不遇な美女と異常人物の色男、かなりいいですw、面白い! シリアスとコミカルの掛け合いがいいんだろうね。前作「春の呪い」からずっとツバつけてた作家なので、ぜひ広く知ってもらいたいなぁ。やっぱりこの作者の女性キャラがみんな魅力的なんだよね。デビュー作の「二人は底辺」はこのマンガの原型になった作品なので、見てもらうと分かるかも。やっぱり女性キャラがカッコいいんですよね。
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
フジカワ ユカ (著) 理不尽な孫の手 (その他) シロタカ (その他)
これも異世界転生モノで、ライトノベルのコミカライズです。相変わらず小説の方は読んでないのですが、すっごいチート持ちだとかという設定はあまりないタイプです。そこそこいい感じで成長していくんですが、とんでもなくこっぴどい目にあっていくっていう話ですねw。こうして書いてて気がついたんですが、もしかして私、異世界転生モノというのが嫌いなんじゃないだろうか? 特殊能力で人生勝ち組ウハウハ黄金パターンというのが一つも私のセレクトに入ってないw。そういう意味では普通にRPGの定石を押し付けてくるような、RPGゲームをやったことがない人にはさっぱり分からないっていう設定は無いので良しとしましょうかねw。ただのひねくれものなのかな? 無職転生については、私自身引きこもりというのになったことがないので共感はできないのですが、この手の経験がある人からは、グッサグサ刺さるものがあるんではないでしょうか? 先入観無しで楽しめる異世界物というよりSFファンタジーとして楽しむというのもいいかもしれないですね。
バイオレンスアクション
浅井蓮次 (著) 沢田新 (著)
ポップなマンガタッチなのに、可愛い女の子の殺し屋さんのお話です。とにかくアクションが派手、手口が強烈、暴力表現が濃い感じのアクションマンガって感じですが、キャラがみんなすごく立ってて面白いです。ただし頭のネジがネジ切れた人たちばっかり総出演ですよw。倫理観が普通におかしい人たちばっかりですが、そういう人たちがちょっとはマシに生きていこうって思ってるマンガと言えばいいんですかねw。ウシジマくんのようなリアルな非道マンガとは完全に真逆な立ち位置だし、読むのに体力がいるようなマンガではないと思いますが、妙にシュールなやり取りがたまらなく好きなマンガです。
ゆるキャン△
あfろ (著)
アニメにもなってしまったので知ってる人も多いと思います。女子高生たちによるゆる~い感じのキャンプマンガ。実際私も何回かキャンプは行ったことがありますが、こんな感じには絶対ならねぇなぁw、とは思ってます。まあ、夢が広がるというか、読んだだけなのに行った気になるというか、良い感じの新感覚で楽しくなってしまいます。そういえば何年もキャンプって行ってないなぁ、行きたくなってしまいましたw。
大砲とスタンプ
速水螺旋人 (著)
こういうマニアックなマンガは無くなんないでほしいよねw。唯一無二のミリタリーマンガです。絵に好みがはっきり分かれてしまって、ダメな人は本当にダメだと思うけど、ぜひ読んでもらいたいマンガの一つです。戦争物なのに、武力行使がメインじゃなく、裏方の書類を扱う兵站兵が主軸で回っていく「書類で戦争をしている」人たちをコミカルに描いた作品です。グロテスクな表現は一切なく、かわいらしい絵柄でいろいろ裏工作したり意地悪したり、なかなかの秀作だと思ってますよ。こういうミリタリーマンガって今までなかったので、マニアックな人はぜひ一度手に取ってみてくださいw。
富士山さんは思春期
オジロマコト (著)
おじさんには眩しすぎる! そんな無垢な目で私を見ないでぇ~! って思わず言ってしまいそうな青春物ですw。中学生のほんの一瞬のきらめきを描いたラブコメですね。ひょんなことからバレー部エースの高身長美少女と付き合うことになってしまった主人公のドギマギに共感できますww。本当だったらこの作者の現在の「君は放課後インソムニア」を紹介すべきなんですが、私の個人的な感傷でこっちを紹介してます。実はねぇ、私も自分よりかなり背の高い女性と何人かお付き合いをしたことがあるんですわ。別にそういう好みってわけじゃないですよ、たまたまですw。なんか個人的にも懐かしくもあるんですわw。もちろんこんなことねぇよ! ということも多いんですが、ちょっとした、あるある!っていうことも多くて、もしかしたら作者も背の高い女性と付き合ったことがあるんじゃないだろうかね? なんか青春してるマンガを読みたくなったらこれ、読んでみてくださいw。