今さら聞けない基礎知識

太っている方が筋肉がつきやすいという秘密・・・

2023年3月26日

太っている方が筋肉がつきやすいという秘密・・・

こんにちは!腹筋は男の美学 運営人のアキラおじさんです!

脂肪がつきやすい人は筋肉もつきやすいという話はよく聞きますよね。
これホント?

ぶっちゃけ太れるって、胃腸がマジ丈夫ってこと。
栄養をガッチリ体に反映できる体質だってことですよ!
これって天からのギフト、親にマジ感謝!

いや、冗談じゃなくて、マジで、マジマジw。

実のところ、デブの方がガリよりはるかに筋肉がつきやすいって本当です。

毎回太田胃散にお世話になってる私としては、うらやましいかぎりです。もう、仕事とかのストレスがすぐ胃腸に出ちゃう私としては、ホントにもう、上司の顔を思い出しただけで、イテテテッ・・・Give me太田胃散!

ライザップでも痩身だけじゃなく、太ってた人を筋肉質にしてるでしょう? これって実は相当理屈にかなってるからそうなってるって思った方がいいです。太ってた人を食事制限でキュッと締まらせる、この状態の時って、実は筋肉がつきやすい状態だったりします。この隙に筋肉をつける努力をちゃんとできるかどうかが基礎代謝を上げるのに充分以上の筋肉をつけられるかどうかの勝負だったりします。理屈の上ではセオリーになってる流れなので、最初太ってないとダメなぐらいですわw。

ちなみに贅肉が筋肉に変わるっていうのはウソね、そんなわけないじゃんww。
脂肪と筋肉は同時についてく、これ常識。
そこから脂肪だけ絞っていくから筋肉が目立つようになるわけで、そこんところ見てるだけの人は勘違いしちゃうんだよね。

今まで弱点だと思ってた贅肉って、実は筋トレではお宝だったりします。
逆転の発想も入ってるので、その辺も含めて話をしてみたいと思います。

太っていた方が筋肉にお得なポイント

まず、そもそも体脂肪がついてないと筋肉に重要な男性ホルモンが充分に分泌されないんですよね。
男性ホルモンが充分に分泌されるには、エネルギーであるカロリー摂取と運動、そこそこ残った体脂肪。

これだけ聞くと「えぇ~!!」ってなると思うけど、摂取したカロリーを消費するだけの運動が必要になってくるわけで、結構大変。たくさん食べて、その摂った分のカロリーを消費する運動とちょっぴり残った贅肉ってのがポイント。

ダイエットの考え方とは完全に真逆になります。

ただ、これがうまい具合にハマると、ガンガン筋肉がついていきます。金持ちはますます金持ちになるってやつと同じですわww
すでに太っている人っていうのは、もうその下地が揃っているってわけです。

さらに言えば、太っている人って、やたら腕力がある人っていうか、馬力のある人って多いですよね。
これって、太ってるだけで体中にウエイトを巻き付けてるのと同じなんですよね。
日常生活の立ったり座ったりだけでも、毎日筋トレしてるのと同じです。こういう人は、筋トレや運動で体を絞るだけで自然と隠れていた筋肉が浮き出し、筋肉質な体になったりしますよw。

また、上でもちょっと書きましたが、太っている人は胃腸が丈夫というのもポイント高いです。
難しい言葉でいうと、

  • 同化作用(アナボリズム)
  • 異化作用(カタボリズム)

と言います。

食べたもの物が効率よく体内に吸収できる人の体質を、同化作用(アナボリズム)といいます。今は贅肉の方が多いかもしれませんが、同化作用が強い人というのは、筋トレをすると比較的早く成果が出てくるタイプともいえます。

逆に、異化作用(カタボリズム)は食べたものを消化吸収する効率が悪い人のことを言います。胃下垂で食べた後下っ腹ぽっこりという人は典型的ですね。
あ~っっ、俺もこっちの体質に生まれたかったぁ~!って太ってる人の嘆きが聞こえてきそうですが、ガリは選択肢がメチャメチャ狭いので、太ってるより大変なんだけどねぇ、分かってくれないんだよねぇ・・・

さて、ここまで太っててお得ポイントを拾ってきましたが、もちろんデメリットもあります。

一番大きいのは、心肺機能に負担がかかること。
体が大きく重い分、思ったように動けないしすぐ息が上がっちゃうんですよね。体重が落ちてくれば自然と楽になるとはいえ、この心肺機能の強化が一番のネックになるのは確か。しょっぱなから一番きついことをさせられるわけですから、三日坊主で逃げ出しちゃう人も多いです。
でもここさえクリアしちゃえば、後は楽になっていくので頑張りぬきたいところですよね。

逆に痩せてる人はどうしたらいいの?

今回は太ってる人をメインなので、痩せてる人についてはあんまり多くは触れないつもりですが、痩せてる人っていうのは痩せてる人で、苦労も多かったりします。
別ページでも書いてますが、痩せてて筋肉がつかない場合、根本的に遺伝的要因が大きかったりするので、ここで解決策を書き出すのはなかなか難しいというのが本音です。そのうち遺伝子治療の時代が来ると思うので、その時まで待つしかないっスw。

ただ、生活習慣が要因だっていう友人が、泣きついてきたことがあるのでアドバイスしたことはあります。
バイク仲間の西村君(仮)。彼は見た目アンガールズの田中、山根みたいなガリでひょろ長い体形で、まあ、腕力がない。食も細い方で、もう、完全に遺伝レベルでこの体型なんだろうなぁって思ってました。
聞いたらジムに行くのが恥ずかしいレベルなので、まずは自宅で筋トレやって、ある程度筋肉がついたらジムに行こうと思ってるんだけど、すでに3年経ってるって言うんですわww。
筋トレやっててこれ? ヤバいね。というわけでいろいろ探ってみたわけです。

やっぱりというか、案の定というか、問題は食事でした。
本人メチャメチャ食ってるって言うんだけど、洗い出ししてみるとやっぱり少ない。カロリー数にだけ目が行ってて栄養バランスの方まで気が回ってない感じ。トータルすると、炭水化物がやたら多く、たんぱく質は一日40gいくかどうかということが判明。

「一日赤身肉300g以上食べること、これノルマ、とにかく食え、吐いてでも食え!」
というわけで彼の肉食生活が始まったわけですww。
結果から言うと、1か月目は何とかクリア。2か月目からは財布が持たないということで、肉を半分に減らしプロテインを併用。3か月目でなんだか体がモコモコし始めてきて、そこそこいい感じの色男になってきました。

脱アンガールズ達成です!

まだかなり細身ではあるんですが、身長があるので結構いい感じに仕上がってきてます。

遺伝的要素が強いので、必ずこうとはいかないとは思いますが、痩せてる人は自分が普通だと思ってる食事量や栄養摂取量が、実は普通ではないということが結構多いです。一週間なり、一か月なりの食事を一度全部洗い出ししてみて、極端に偏ってないか、栄養素量が足りてないかを一回確認してみた方がいいと思いますよ。

贅肉を落とし、筋肉だけを増やすことってできるの?

ここでまた話を元に戻しますね。
太っている人の方が筋肉がつきやすく、好循環にハマれば筋肉がガンガンつく。
栄養の吸収も優秀なので、摂取バランスを考えればこんなに楽な話はありません。

さて、そうなってくると、余計な贅肉や体脂肪を落として、筋肉だけを増やしたいと思うのが人情ですw。
筋肉だけをムキムキに増やすことはできるのでしょうか?
これを考えた場合、消費エネルギーの体内での使われ方というのを理解しないといけなくなります。

  • 摂取エネルギー = 消費エネルギー
摂取エネルギー = 消費エネルギー

これだったら理想的ですが、太りも痩せもしません。現状維持ですw。
太る場合は摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまうからなのですが、筋肉も、実はこの余ったエネルギーによって作られます。

  • 摂取エネルギー = 消費エネルギー + 余剰エネルギー
  • 余剰エネルギー = 筋肉 + 脂肪
余剰エネルギー = 筋肉 + 脂肪

エネルギーやカロリーで考えた場合、消費エネルギーから余った余剰エネルギーが筋肉と脂肪に変換されます。人間の体は、この余ったエネルギーを筋肉だけとか、脂肪だけとか極端に振り分けたりはしないんですよね。
これが「脂肪と筋肉は同時についてく」と言われる理由です。

でもこれって、ダイエットという視点から見れば、結構厄介。
余剰エネルギーがないと筋肉はつかないけど脂肪もつく。ダイエット目的で摂取カロリーを減らせば脂肪も減るけど同時に筋肉も減っていくという人体の仕組みになってます。

しかし、この仕組み自体は変えられないけど、割合は変えられるんだよね。
余剰エネルギーのうち、たんぱく質など筋肉になりやすい栄養素を多くしてさらに全身の筋トレをすれば、体は筋肉の方が体に重要なパーツとして認識してくれて、筋肉に回す分を多くしてくれます。

また、ダイエットで摂取カロリーを抑えた場合でも、筋トレをしていると、体は生命維持に必要な重要部位だと勘違いしてくれて、体に残す方向で脂肪を先に消費してくれます。運動して体脂肪率が落ちるというメカニズムは、これだったりするんですよ。このメカニズムの繰り返しで、少しずつ筋肉量を増やし、元の消費エネルギー(基礎代謝)をさらに少しずつ上げていこうというわけですね。

でもこれは、食べたエネルギーをガンガン消費するほどの運動量を必要としているうえに、体をある意味騙せるぐらいトレーニングしなくちゃいけないってことなので、結構ハードですよw。

落とすカロリー数も基本現状から400~500kcal、ご飯にすると一日茶碗4~5杯分ぐらい。菓子パンだったら1個半ぐらいかな。まあ、食べないで運動するのってキッツイキツイ!
単純に筋肉を残して脂肪を落とすのって、言うほど簡単じゃないっス。

太っている方が筋肉がつきやすいという秘密 まとめ

筋肉を作るっていうのは体を増築するようなものなので、余剰エネルギーや材料がなければ、物理的に不可能です。そういう意味でも、脂肪は筋肉に必要になってくるわけです。

これは、筋肉のプロであるボディービルダー達を見ているとよくわかります。
彼らは筋肉バキバキのまま体を大きくはしてません。というかできないんですよねw。
増量期と減量期に分けて、増量期に脂肪と一緒に筋肉を大きくし、減量期で脂肪を落とす。また増量期に脂肪と一緒に筋肉を大きくし、減量期で脂肪を落とすを繰り返して、少しずつ体を大きくしていきます。
プロですら脂肪と一緒でないと筋肉は大きく成長させられないということですから、うまいこと脂肪とはお友達になっておかなくちゃいけないんじゃないんですかねぇ。

太っている方が筋肉が付きやすい。
言い換えれば脂肪をつけないと筋肉も育たない。
ダイエットの考え方とは相当矛盾してますが、筋トレと運動と余剰エネルギーの使い方次第でボディビルダーは毎回体脂肪率ひと桁にまで絞ることにも成功してます。できないわけじゃないんですww。

太ってる人って、実はかなりのお宝体質なのかもしれないです。
絶対ガリより選択肢は広いです。
ぜひ、ダイエットなり、パンプアップなり、いろんなところを狙ってやってみましょうよww。

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