スポーツの秋といいますが、気温の下がった秋にスポーツを始めても、そのスポーツを冬まで続けているという人をほとんど見たことがありません。
原因の一つは、初心者は熱中症に代表される体内温度のコントロールができないことです。
スポーツをしたことがない人がいきなり運動をしても、体内温度をうまく外に逃がすことができなくて、苦しい、つらい、だけが残ってさっさとやめてしまうことが多いんです。
スポーツ、筋トレをスタートアップさせるには、夏場が一番いいと思ってます。
「おいおい、夏場になんか始めたら、それこそ熱中症になっちゃうよ」
その通りw。
もちろん湿度が高い高温時に直射日光の中で運動するバカはそうはいません。
そういう状態じゃない時を狙って、なんならエアコンがきいている室内でもいいんですよ。
要は季節に体が順応して汗をかきやすいスイッチが入っているかどうかです。
肝心なのは汗です。
夏場は嫌でも汗をかく環境が整っているので、この時を逃さずスタートするのが狙い目です。汗をかけば嫌でも水分を多く取りますし、体内温度を下げるシステムが働きます。さらに、水分が体内を循環するので疲労物質の乳酸も平常時よりも流してくれる機能も期待できます。また、体温が上がりやすいこの時期は、人間も動物として動きが活発になるので動くことに億劫になりにくいということもありますよ。
汗をかきやすい「肌」というのは意外と重要です。
正直筋トレで最初は、筋肉どうこうや体内の運動システムの確立云々より、単純な「肌」づくりに重点を置きたいぐらいです。
無理しなくても自然と多くの汗をかける時期というのは、初心者のスタートには最適です。
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運動していると、思った以上に汗をかきます。
まず、汗をかくことに自分が慣れてきます。
汗腺の多くが活動しているわけではないので、この状態を2週間ぐらい続けると、眠っていた汗腺が開き始め、ちょっと汗のかき方が変わってきます。
流れるような汗が少なくなり、霧吹きで吹き付けたような汗をかき始めます。
大量に流れるような汗をかかなくなったのに、Tシャツは今まで以上にびしょびしょということが多くなってきます。
さらにそこからしばらくすると、汗の質が変わってきます。
汗は血管を通ってきた血液が運んできた水分です。汗をかきなれていない人の汗は、汗の中に塩分やミネラルなど、血液中の栄養素が出てきてしまって流れて行ってしまいます。
これが、汗をかき慣れてくると、一度出て行った栄養素を血液に戻したり、出て行かないようにしたりする機能が働きだします。ほぼ水分と少量の塩分、ちょっとの油脂だけの汗をかけるようになってきます。
汗がサラサラしてくるので何となくわかると思います。
こうなってくればもう、しめたものです。
運動のための「肌」の完成です。
さらに夏場なら汗を簡単にかけるので、汗を多くかく気持ちよさも味わいやすくなります。この気持ちよさが病みつきになってくれば、もう、ハマったも同然ですww。
ここまでくるのに、なんだかんだで1カ月以上かかりますよ。
もう分かると思いますが、ここまでくると、秋が来ても冬が来ても、やめませんww。
始めるタイミングは長く続けるためのコツだったりします。
まだこれから筋トレを始めようと思っている方、なかなか筋トレが続かないという方は、熱中症には充分気をつけて、ぜひ夏場スタートを試してみてください。
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