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フィジークってなに? ボディビルとボディメイクの違いや審査基準の違い

2024年2月26日

フィジークってなに? ボディビルとボディメイクの違いや審査基準の違い

こんにちは!腹筋は男の美学 運営人のアキラおじさんです!

フィジーク(physique)って知ってます?

筋肉ユーチューバーのおかげで、フィジークはフィットネス界でも大人気ですが、ボディビルとの違いや評価基準の違いは大会に出ようと思ってないとよく分からないことが多いですよね。特に自宅トレでコツコツ鍛えているおじさんにとっては、ボディビルの大会やフィジーク大会なんてトンと興味もないし、無縁の存在なので、今まで気にもしてなかったんですが、アメトークのゴールドジム芸人でもフィジークの大会に出たとか何とか普通に話してそのまま説明もなくスルーってことが結構あるので、詳しく説明してみますw。

調べてみるとボディビルのほかにボディメイクってのも出てきて、さらに金子賢さんが主催のサマースタイルアワードなんてのもあります。ミスター&ミスモデルジャパン? ミスター&ミスベストボディモデル??
なんだかよく似た名前がやたら出てくるのでよくわからん!

大きく分けると、ベストボディ、フィジーク、ボディビル の3つに分かれるようです。
初心者レベルで今更ながら調べると何が何だかよくわかんないので、ざくっとまとめてみました。

フィジークの特徴やポージングの違い、フィジーク女子への流れなど、理解できればただ漫然とやっていた自分のトレーニングの目指す方向性が分かってくるかもしれないですよw。

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フィジークとボディビルとの違いや審査基準の違いとは?

フィジークとボディビルとの違いや審査基準の違いとは?

ぶっちゃけ、フィジークとボディビルとの違いは「筋肉量」
そして、女子目線が入っているかどうか、これは結構大きいですw。

昔はね、ボディビルのゴリマッチョのコンテストしかなかったんだけど、今ではマッチョにもいろんな美しさがあるってことで、様々なジャンルのいろんな肉体美を競うコンテストが生まれ、ニーズにも合致したってことらしいです。ジムなどでもフィジークを目指して鍛えている人や、フィジークを専門としたジムもあったりで、かなり盛り上がってます。
つまり、ガリからゴリマッチョまで、体を鍛えていればコンテストジャンルがあるってことですわw。

そんな競技の大会の一つがフィジークです。

筋肉量はボディビルの細い版といったところで、女子目線で見てカッコいいというのが大きな違いでしょうね。体型が違うというのもありますが、審査基準も大きく違ってくるのでその辺も重要です。

ではどんな人がフィジーカーというのか、チェックしておきましょう。

フィジーク(physique)ってなに?

フィジーク(physique)ってなに?

フィジークは、元々2010年頃アメリカから始まりました。
フィジークとボディビルは同じ筋肉を競う競技ですが、ジャンルとしてはかなり違ってきます。
ザックリいえば、フィジークは細マッチョ、ボディビルはゴリマッチョ。まあ、かなり乱暴な分け方ですがw。

分かりやすいボディビルから説明すると、簡単に言えばどれだけ多くの筋肉量があるかを競うのがボディビル。とにかくどれだけバルクしているかが重要で、全身の筋肉を極限まで肥大させ圧倒的なサイズ感を競います。あのブーメランパンツをはいてポージング、全身が審査対象になります。特に脚の筋肉のサイズ感はボディービルダーの見せ場の一つです。もちろん筋肉量だけでなく、大きさや均整度、筋肉のカットなんかも評価になります。

ボディビルは確かにすごいけど、あそこまでの筋肉をつけるには10年以上かかるし半端なトレーニングでは続かない。でも、ボディビルの大会に出るほどではないけどジムで鍛えてるし、何か成果を発表したいっていうトレーニーの受け皿になったのがフィジークです。

元々フィジークは「ビーチのサーフスタイルでかっこいい体」という所からスタートしているので、基本ビーチスタイルですw。

Vシェイプと言われるプロポーションで、肉体美として発達した「筋肉全体のトータルバランス」で判断されるのがフィジーク。髪型・ヘアスタイルやハーフパンツのデザイン、肌の色、ポージング、ウォーキングの美しさなどの全てが評価対象。
具体的な特徴としては上半身が中心で、広くて幅広の大きな肩、鍛えられ絞られたウエスト、小尻でそこまで太くない足といったバランスの取れた逆三角形体型が理想ですね。あまりに太すぎる筋肉は逆に減点対象になってしまいますw。

脚についてはそんなに評価されません。アメリカのフィジーク大会によっては脚の評価もあるようですが、一般的には評価対象に入りません。フィジークではジーンズやサーフパンツをはいてしまうので、膝上の大腿四頭筋やハムストリングスは隠れてしまいます。この辺がボディビルとの大きな違いでしょうかね。ボディビルだとカットの入ったブッ太い脚は見せ場の一つなんですが、フィジークではありません。

一見同じように見えて、上半身はガッチリ鍛えられてても、下半身のボリュームが違うんですよね。
ホッソリ脚が長く見えるのがフィジーク、脚が太くて短く見えるのがボディビル。こんな見分け方したら絶対怒られるなw。
ちょっと前まではチキンレッグって言われて馬鹿にされてたんだけど、時代は変わったもんですw。

そういう意味でも若い人が目指すことが多く、ファッショナブルでかっこいい、しかも女性受けするということもあって、おしゃれなイメージが固まって爆発的に人気が出ているようです。
ちなみに、金子賢さんの主催のサマースタイルアワードも厳密にはフィジークではないですが、日本のフィジークの火付け役的存在です。

フィジークとボディビルの違い

フィジークとボディビルの違い

フィジークはVシェイプと呼ばれるプロポーションが特徴的で、厚みがあり幅の広い肩幅と、鍛えられ絞られた細いウエストの逆三角形の体型を強調するのがボディビルとの違いです。正直フィジークの選手の方がスタイリッシュで細身ですよね。

フィジークとボディビルの違いを分かりやすくするには、その審査基準の違いを理解した方が早いかもしれないです。どちらも肉体美を競う競技ですが、結構違いがあります。

ちょっとおおざっぱですが、審査基準の違いをまとめてみました。

フィジーク審査基準

  • Vシェイプの逆三角形の体型
  • 筋肉の付き方のバランス(大きすぎる筋肉は減点対象)
  • 筋肉量
  • 体脂肪の絞り具合
  • ポージング
  • 髪型(ヘアースタイル)、肌の色、ウォーキングの美しさ
  • サーフパンツのデザイン
  • 下半身はほぼ審査されない

ボディビル審査基準

  • 筋肉量(大きければ大きいほど良い)、セパレーションの美しさ
  • 筋肉の付き方のバランス、大きさや均整度、筋肉のカット
  • 体脂肪の絞り具合
  • ポージング
  • ビキニパンツのデザインは審査外
  • 下半身も審査対象になる

本当はコンテスト写真を並べて見せればわかりやすいとは思うんですが、著作権や肖像権がややこしいので一個人のブログでは扱いきれないッスw。どうクリアしてるのか全然わかりませんが、気になる人は他のサイトで見比べるなり、画像をググってみてくださいw。

具体的な審査基準を比べてみるとだいぶ違ってるのが分かりますよね。

ウエストが細く、遺伝的に肩幅が広い人はフィジーク向き、ウエストが広くがっしりした体型の人はボディビル向きでしょうかね。ジュラシック木澤さんのように肩幅は狭くてなで肩でも努力すれば筋肉でカバーできてしまうので、元の体型や顔ははあまり関係ないっていうのがボディビルのいいところでもありますね。

ある意味爽やかイケメンの方が評価が高いフィジークの方が、持たざる者にとってはハードル高いのかもしれないですw。

フィジークはポージングも違う

ちなみにフィジークのポージングは、ボディビルのポージングとは全く違います。

ボディビルが左右対称のポーズが多く筋肉の量や張りを強調するのに対して、フィジークは左右非対称でウエストをひねって体の逆三角形、V字を強調するポーズが多いです。

個人的な意見としては、ボディビルが立ち止まって立った静のスタイルとしたら、フィジークは、歩き出しで一歩足を出したところで止まってる動のスタイルっていうイメージでしょうかね。ちょっと前傾姿勢も多いしw。

ポージングだけじゃなく、ウォーキングも評価に入るので、ポーズの練習だけじゃなく、ウォーキングにも意識を向けないといけないので、結構やることが多い競技とも言えますね。

フィジーク女子にも大人気!女性はボディビルからフィジークへ

フィジーク女子にも大人気!女性はボディビルからフィジークへ

根強い人気がある女子ボディビルですが、実は女子ボディビルは年々減少傾向にあります。逆にフィジーク女子へとシフトチェンジが進んでますね

理由はカンタンで、健康面への配慮からです。女性の場合、筋肉をつけすぎることと、減量で体脂肪率を下げ過ぎると様々な健康被害を引き起こしかねないからということからですね。

女性は筋肉をつけすぎることで男性ホルモンが優勢になってしまい、女性ホルモンの乱れを引き起こしてしまいます。また、女性の場合、体脂肪率を10%より下げてしまうと、女性ホルモンの乱れだけでなく、生理不順や不妊、免疫力低下も招き、がんになる可能性も高くなります。
おそらく健康になるために始めたはずのトレーニングが、競技という枠で体脂肪を絞ることによりかえって不健康になってしまうということが起きてしまってるんですよね。

そういったことも考慮され、女性には負担の大きい女性のボディビルディングから女子フィジークへのシフトが盛んになっているようです。

女子フィジークでは女性らしさ、女性の美しさが審査基準に入るので、極端な筋肉の増量や体脂肪の絞りすぎは減点対象になってしまいます。あくまで見た目のバランスが重視される競技なので、なんだか正しいところへ戻ってきたって感じなんでしょうねw。

さすがにぽっちゃりはダメですが、なかなか健康的でセクシーな選手とかもいて、おじさん的にはフィジークの方が好みですw。

ベストボディ、フィジーク、ボディビルの違い

ベストボディ、フィジーク、ボディビルの違い

フィジーク、ボディビルの他に、ベストボディという競技もあります。

海外では規定分けされているわけではないので、もしかすると日本独自のジャンルってことになるんですかね? 正直ちょっとフィジークとごっちゃになってるところもあるんですが、違いについて解説しておきます。

ベストボディはベストボディジャパン(BBJ)などが主催することが多く、トレーニーではあるんですが「誰が見てもカッコいい体」を追求するものなので、どっちかというとモデル系フィットネスタイプの人が多いと思います。
ちなみに上でちょっと書いているミスター&ミスモデルジャパン、ミスター&ミスベストボディモデルもベストボディのひとつのジャンル。ミスター&ミスモデルジャパンは細身の体のコンテストで、ミスター&ミスベストボディモデルはルッククス重視のコンテストです。

フィジークは発達した筋肉のトータルバランスを見るコンテストで、ベストボディとごっちゃにされることが多いですが、ベストボディより逆三角形の厚みのある発達した筋肉のある体を求められます。
ベストボディはカッコいい体を審査するコンテストなので、ボディビルダーのように筋肉が大きくても評価につながらなかったりします。体つきはもちろん、雰囲気やファッション、髪形、知性などの内面も求められ、スピーチなどの自己表現まで評価の対象に入ってきます。

ある意味持たざる者にはめっちゃハードルの高いコンテストですわw。
系統としてはスリムで引き締まった細マッチョ志向の大会ジャンルといった方がいいかもしれないですね。

  • ベストボディ・・細身からスリムに引き締まったフィットネス系イケメンジャンル
  • フィジーク・・・バランスよく発達した筋肉のVシェイプ細マッチョ系ジャンル
  • ボディビル・・・筋肉量が多く筋肉の輪郭やカットがしっかり分かれているゴリマッチョ系ジャンル

日本のフィジーク大会について

日本のフィジーク大会について

まだ歴史の浅いフィジークですが、日本で行われているフィジーク大会は、

  • JBBF
  • NPCJ
  • ベストボディジャパン
  • サマースタイルアワード

この4つの団体が主催している大会が存在してます。

JBBFNPCJは本来ボディービルの団体で、基本的にボディビルのフィジーク部門がフィジークの大会として開催されてる感じです。

JBBFとNPCJの違いはぶっちゃけ厳しさとドーピングを黙認しているかどうかですかね。JBBFは登録すると他の団体に出場できなくなります。NPCJは登録しても他の団体に自由に出場できます。初心者向けの大会もあって、どっちかというとちょっと規則は緩く、事実上ドーピングが黙認されてたりもします。ただし、家族で参加できるなど自由な分かなり楽しめる団体でもあります。

ベストボディジャパンとサマースタイルアワードは、細マッチョを評価する大会なので、フィジークに近いですが、厳密にはフィジーク大会ではないです。しかし、求められる筋肉量は少ないので、本格的にフィジークに挑戦する前に参加する人も多いので、かなり間口の広い大会だとも言えますね。

もしトレーニングしていて一度挑戦してみようというトレーニーにとっては、ジャンルの窓口は多く、刺激やモチベーションになると思いますよw。

フィジークのバルク傾向への変化やステロイドについての懸念

フィジークのバルク傾向への変化やステロイドについての懸念

元々トレーニングされた筋肉でも全体のバランスを重視するフィジークだったはずですが、年々国内のフィジーク大会でもバルク志向が強くなってきてます。
こういったマニアックな大会っていうのは、次第に尖ってく傾向があるのでしょうがないとは思うけど、海外の体の大きなフィジーク選手なんてかなりムキムキでボディビルの選手と言ってもいいぐらいの人もザラですからね。日本もそうなっていく傾向が強いです。

でもこれってどうなのかなぁって、ちょっと思いません?

結局ボディビルとフィジークが同じような位置取りをしてしまっては、フィジークがボディビルのただの亜種に成り下がってしまうのではないかと危機感を感じます。どこかで本格的に舵を正さないといけなくなりそうな気がしてます。

また、ステロイドなどの使用についてもグレーゾーンになっていて、気になっているポイントです。実はフィジークではアナボリックステロイド等の筋肉増強剤のテストは無いんですよね。認めているっていうことになってしまっているというか、ルール違反ではないです。スタノゾロールなども使っている人もいるかもしれないですね。バルク傾向が強くなってくると、これらを使用する選手も増えてくると思うので、その辺を危惧してます。絶対的に健康被害が出る薬物ですからね、ナチュラルバルクの大会であってほしいです。

どうしてもこういう大会があると、本来健康や体力維持で始めたはずのトレーニングなのに、健康のためなら死ねるという極端に走る人っていうのは少なからずいますからね。
特にトレーニーはストイックなタイプが多いですから、極端から極端へ突っ走らないように気をつけてトレーニングしてくださいwww。

フィジークとボディビル、自分の目指す方向性 まとめ

フィジークとボディビル、自分の目指す方向性 まとめ

今回ちょっとフィジーク寄りになってしまいましたが、フィジークとボディビルの違いについて紹介しました。
ボディビルはとにかくバルクと筋肉量なので、分かりやすいといえば分かりやすいですw。ボディビルと比較したフィジークの特徴をもう一度簡単にまとめると、

  • ボディビルより細めでウエスト超細目。
  • Vシェイプと言われる逆三角形の肉体美。
  • ルックスやセンスなど、女子目線が入る。
  • 下半身はほとんど評価されない。

こんなところです。

他にもベストボディなどもあるので、簡単にマッチョと言っても、結構いろんなマッチョがあるものです。
変な話、おじさんでも年齢別もあるので参加しようと思えばできてしまいます。

ただ漫然とトレーニングしていたという人でも、こういったジャンルが増えてくれると目標や自分が今どのぐらいのレベルで、どこを目指せばいいのかが明確になってくると思いませんか?

一般トレーニーにとっては、ボディビルよりフィジークの方がまだ手が届く距離にあると思います。モチベーション維持や体づくりのためにも、大会に参加するかどうかは別にして、意識としては利用できると思いますよwww。

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